【平野区】土地売却時に建物を解体するメリットとは？売却方法にお悩みなら｜平野区の不動産買取なら株式会社コニケン

土地売却時に建物を解体するメリット

建物を解体する魅力としては、以下の点が挙げられます。

・土地の流動性が高まる

建物を解体するメリットとしては、まず土地の流動性が高まることが挙げられます。建物が建っていない更地の方が買主にとって全体の大きさや形状、地質などを把握しやすく、買い取った後すぐに工事を始めることが可能です。

また、更地の方が土地を自由に利用しやすいことから、一般的に更地の方が買い手はつきやすい傾向にあります。

・状況を確認しやすくトラブルを避けることにつながる

土地を更地にすることで土地の状況を確認しやすくなるため、トラブルの回避につながります。地中埋蔵物の有無や土壌の汚染状況、地盤の状況などは、土地の価値に直接関わる重要な要素です。

売却した後に問題が発覚してしまうと、売主は買主に対して契約不適合責任を負わなくてはなりません。場合によっては契約解除や損害賠償につながるケースもあります。このようなトラブルは、更地にして土地の状況を十分に把握することで避けることが可能です。

・解体費用を経費計上できる

解体にかかった費用は、経費として申告することが可能です。不動産売却時には売却利益が譲渡所得とみなされ、所得税・住民税の課税対象になります。しかし、譲渡所得は売却金額から取得にかかった費用と譲渡にかかった費用を控除したものになるため、解体費用を控除額として計上できるのです。

ただし、国税庁が定める3,000万円の特別控除額制度を受けた場合、土地売却額が3,000万円を下回るのであれば経費申告をする必要はありません。

土地売却時に建物を解体する懸念点

建物を解体する際の懸念点としては、以下のことが挙げられます。

・解体費用がかかる

建物を解体する懸念点としてまず考えられるのが、解体費用がかかることです。解体費用は建物の坪数や構造によって異なりますが、数百万円程度かかることも少なくありません。また、解体時にかかる足場設置や廃材撤去、警備員の配置などによる追加費用があるため、大きな費用となる可能性があるのです。

・固定資産税が高くなる

建物がなくなると、固定資産税が高くなってしまいます。建物が建っている土地は税制上の優遇措置の対象となるため、建物がない場合固定資産税が3～4倍程度になってしまうのです。特に都市部に近く固定資産税が高いエリアの土地の場合、保有コストには十分に注意しなければなりません。

土地売却時に建物解体が向いているケース

以下のケースでは、建物の解体が向いていると考えられます。

• 建物が非常に古い
• 建物の状況が非常に悪い
• 早期に買主を見つけたい
• 耐震性が低い
• 事故物件である

ただし、実際に解体するかどうか判断をする前に、不動産売却のプロに相談することをおすすめします。土地売却に関して適切な方法をアドバイスしてもらえるはずです。