通常、住宅ローン返済が滞ってしまいますと金融機関の督促が御座います。
さらに返済が滞ってしまった場合に強制競売へ移行していきます。
強制競売とは、債務者(売主)の意向に関係なく債権者(金融機関等)が管轄の裁判所へ競売申請の手続きをして強制的に売却を進めます。
売却価格(落札価格)についても市場より著しく低い価格からのスタートとなります。
安価での売却成立となり、債務が多く残ってしまうケースが多々あり、売主にとってデメリットしか御座いません。
物件の明け渡しも強制的に要求・執行され当然拒む事もできません。
精神的にも大変厳しい状況に追い込まれてしまいます。
それを回避する方法が任意売却となります!
任意売却とは、住宅ローンの返済が滞る、またはその懸念がある段階での個人の意思により売却する事を言います。
債権者との価格合意以外は通常の売却方法と変わりませんので、ご近所等にも普通に売却していると説明することが可能です。
販売する期間を長期確保できる事や買主様が都市銀行等の一般的な住宅ローン利用が可能となる事、内覧制度を設け、物件内部を確認できる事により、購入希望者を広範囲で募集する事ができます。
よって競売入札より高額での売却が可能なります。